2015年4月後半5月前半 遡上調査結果
4月後半と5月前半の遡上数を、弊社ホームページ上でも公表していますが、本ブログでもお知らせいたします。
4月の後半は魚道への塩害板設置や大きな出水があったため、22日と23日の2日間のみの設置となりました。
5月前半では両魚道ともに、3日に調査期間中でもっとも多くのアユの遡上が確認されました。
まだ7日~9日の遡上数の計数はできていませんが、6日までに約6万2千尾のアユが遡上したと思われます。
計数が終わり次第、随時更新していきます。
次の遡上調査は5月17日~23日に行う予定です。
本調査が最後の遡上調査になります。
2015年4月前半 遡上調査結果
4月前半の遡上調査(4月2日~9日)を終えましたので、弊社が推定した遡上数をお知らせいたします。弊社ホームページの遡上調査のページに載せているものと同様です。
遡上数は合計17,409尾と推定されました。
昨年度の4月前半まで(4月14日迄)の推定遡上数は合計55,303尾ですので、
本年度の4月前半までの遡上数は昨年度の約1/3という結果になりました。
次回の遡上調査は、4月17日~20日は行えないため、4月21日~23日の3日間のみです。
例年、4月下旬から遡上が活発になるため、多くの遡上が見られると思います。
※本調査は漁業組合様の許可を頂き弊社が独自に行っているものです。遡上数等のデータを使用される際は本ブログトップ上部に載せているメールアドレスにご連絡頂きますようお願いいたします。
遡上の様子(2015.4.6)
現在までの遡上調査中でもっとも遡上が多かった平成27年度4月6日の今津川の遡上の様子です。
増水の影響で、濁って透明度が低くなっている為、少し見にくくなっていますがご容赦下さい。
4月2日~4月9日の遡上数は現在カウントを進めております。
来週中には公表できると思います。
2015年3月 遡上調査結果
門前川の牛野谷堰魚道と、今津川の八幡堰魚道では、大潮~中潮に掛けての日中の満潮時前後にアユが魚道を遡上することが判明したため(平成26年度 錦川アユ調査報告書(2014)に記載しています。ご入り用の方はアユ調査担当(tsuji@miwakankyo.co.jp)まで。)、本年は大潮~中潮でアユの遡上調査を行っています。
本年(平成27年)3月分の遡上調査が終了しましたので、弊社ホームページでも公表していますが、推定遡上数をお知らせいたします(確定値ではありませんので、後から数値が変わる可能性もあります。)。
2015年3月 錦川のアユ遡上数
推定遡上数は5,777尾となりました。
比較的多くの遡上が確認されたのは3月20日が最初で、もっとも多くのアユがのぼったのは3月22日でした。
昨年(平成26年)3月の遡上数は12,671尾でしたので、今年は昨年の半分以下の遡上数であると推定されました。
来月の遡上調査は、
4月2日~4月9日
4月17日~4月24日
に行う予定です。
アユの遡上に関しての情報などありましたら、お知らせいただけると嬉しいです
平成26年度 錦川の水温と雨量
平成26年度の水温および水位と雨量を下記に示しました。
水温と水位は天尾地区にデータロガーを設置して観測しました。
降雨量は国土交通省「川の防災」広瀬地区のデータを使用しました。
平成26年度の天尾地点における水温と水位の経時変化(平成26年3月19日~平成27年1月28日)
平成26年度の広瀬地区降雨量(平成26年3月19日~平成27年1月28日)
観測期間中の平均水温は15.4℃、累計降雨量は2138mmでした。
今年度の特徴として、7月初旬の梅雨期の雨のあとにも、8月初旬に大きな降雨が観測されて、
本来であれば水温が上昇する梅雨明け後に水温が低下し、25℃を1日も上回らなかったことが挙げられます。
また、10月から11月のアユの産卵期に大きな降雨が無かったこともアユの生態に影響を与えたのではないかと思われます。
辻
ふるさとの川セミナーに参加させて頂きました。(2015.2.12)
光市市民ホールで行われた、「平成26年度ふるさとの川セミナー」に参加させて頂きました。まずは、錦川と島田川に生息する微小生物という題で講演が行われ、錦川流域では河川内にはアユが生息するのに十分な量の付着藻類が生息しているそうで、河口域でもアユ仔稚魚の餌となるカイアシ類は多いそうです。続いて、錦川および島田川での豊かな流域づくりの活動報告がされました。実施したプログラムの参加者の満足度が高く、非常に素晴らしい内容だと思いました。微力ですが、なにかご協力できることがあればぜひさせて頂ければと思っております。
講演の様子
辻